布の大きさの単位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 16:00 UTC 版)
布の大きさの単位の反(この場合は「端」とも書く)は、おおむね一着分の幅・丈の大きさである。「反物(たんもの)」という呼び方はここから来ている。 この反は、古代中国の長さの単位である端に由来するものである。端は2丈、すなわち20尺のこととされるが、周代以降は見られない。主に布帛の計量に用いられ、日本に入って「反」とも書かれるようになった。 その大きさは時代や布の材質により異なる。古代には、絹布では幅9寸5分~1尺、長さ2丈8尺~3丈を1反とし、綿布では幅9寸5分、長さ2丈8尺を1反とした(いずれも鯨尺による)。後に、単に一着分の幅・丈として、着物用は幅9寸5分、長さ3丈以上、羽織用の綿布は幅9寸5分、長さ2丈4尺以上、その他は幅9寸5分、長さ2丈以上を標準とした。
※この「布の大きさの単位」の解説は、「反」の解説の一部です。
「布の大きさの単位」を含む「反」の記事については、「反」の概要を参照ください。
- 布の大きさの単位のページへのリンク