市場シェアの推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 10:16 UTC 版)
「dynabook (ブランド)」の記事における「市場シェアの推移」の解説
東芝のダイナブックは日本においてはノートPCの代名詞となった。世界市場においても(なお海外ではダイナブックの商標は使われていない)、東芝は北米と欧州に強固な基盤を持ち、東芝のノートPCは1986年から1993年までノートPCシェア世界1位を獲得した。1994年にはコンパックにノートPC世界シェア1位を奪われ、東芝が初めて世界2位となる「コンパック・ショック」を経験したが、1994年にふたたび東芝が1位となり、1994年から2000年までノートPC世界シェア7年連続1位を獲得した。 東芝のノートPCシェアは2001年にはDellに抜かれて世界2位となり、その後もコンパックを買収したヒューレット・パッカードや、さらにはAcerやレノボと言った新興メーカーにもシェアを抜かれていった。2009年の世界PC販売ランキングは、HP、エイサー、デル、レノボに次いで東芝が5位となったが(出荷台数ベース、IDC調査)、それからさらにシェアを下げた。2016年度のノートPC世界シェアは世界8位の1.6%(出荷台数ベース、TrendForce調査)で、2017年度はランキングから消えた。 日本市場においては、2006年BCNランキングにてPOSデータ集計セールスナンバーワン・ベンダーを選ぶ第8回「BCN AWARD 2007」実売数ノートPC部門1位を初受賞するなど、日本国内におけるノートパソコンの販売シェアは堅調である。世界シェアがほとんど無くなった2016年度においても堅調で、日本のPC市場全体における東芝のシェアは4位で、12.4%のシェアを持つ(出荷台数ベース、MM総研調査)。
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