差別的な側面
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 14:49 UTC 版)
「デルビー・デッラ・カピターレ」の記事における「差別的な側面」の解説
このダービーでは政治的な側面を持つ事件が何度も起こっている。SSラツィオのウルトラスはダービーの様々な場面において、ナチス・ドイツのハーケンクロイツやファシスト党のシンボルを横断幕に用いて人種差別的な態度を表現する。1998-99シーズンのダービーでは、SSラツィオサポーターによって「アウシュヴィッツがお前ら(ASローマサポーター)の町だ。火葬場がお前らの家だ」という幅50mもの横断幕が掲げられた。ASローマの黒人選手たちはしばしば人種差別的で攻撃的な行為の対象となり、SSラツィオのウルトラスによってASローマが「ユダヤ人に従属する黒人のチーム」であるという横断幕が掲げられたこともある。逆にASローマのウルトラスはSSラツィオが「羊飼いに従う羊たちのチーム」であると横断幕で返答した。2000年には、SSラツィオのサポーターがセルビアの愛国主義者であり戦争犯罪者であるジェリコ・ラジュナトヴィッチ(アルカン)を支持する姿勢を示した。クラブはこれら少数派のサポーターと距離を取ること、このような行動に対して立ち向かうことを正式に明らかにした。ASローマのサポーターはしばしば不当に左翼であると表現されるが、実際は両クラブのウルトラスともに右翼的なイデオロギーを持っている。また、ASローマのファンもまた事あるごとに人種差別的な横断幕を掲げることで知られている。
※この「差別的な側面」の解説は、「デルビー・デッラ・カピターレ」の解説の一部です。
「差別的な側面」を含む「デルビー・デッラ・カピターレ」の記事については、「デルビー・デッラ・カピターレ」の概要を参照ください。
- 差別的な側面のページへのリンク