差し戻しから死刑確定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:40 UTC 版)
差し戻し審で無期懲役が難しくなると控訴審ごろまでの主張を翻し一転して1審のような国家権力に対する発言に変わった。また拘置所で面会に訪れた人に対して社会に出た時の話をしなくなった。弁護士に対して「生きる希望の無かった人に生きる希望を与えておきながら結局殺す。こういうやり方をするんですね」といった趣旨の発言をしたとされている。 また、坂本敏夫は自著『死刑と無期懲役』 (2010) にて「永山は極めて処遇の難しい囚人で、刑務官だけでなく、支援者を名乗り面会に来る人間や、何とか助けてやりたいと言ってくる弁護士たちにも等しく心を閉じたままで、なかなか心を開こうとしなかった。しかし、自分が東京拘置所の刑務官だった時期には自分と妙に心が通じていた」と述べている。
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