州教会監督就任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/13 05:50 UTC 版)
「カルステン・レンツィング」の記事における「州教会監督就任」の解説
カルステン・レンツィングが僅差で州教会監督に選出されているように、ザクセン州教会は保守派とリベラル派が拮抗している。敬虔主義者として知られ、神学思想においてもルター派右派であるカルステン・レンツィングの州教会監督当選は、教会内リベラル派や左翼政党に属する者たちに大きなショックを与えた。極右市民運動ペギーダ西洋のイスラム化に反対する欧州愛国者 や右派ポピュリスト政党ドイツのための選択肢 (AfD)への支持が増大しているザクセン州において、少数派の左翼リベラル勢力はキリスト教会を味方につけて極右や右派ポピュリスト勢力に対抗しようとしていた。州教会監督の発言は影響力を持つが、人脈的に右派と言ってもいい保守派当選によって右派に対抗する発言が州教会監督から出てくることは期待薄になったのである。 2015年8月29日の監督就任式後、ホモフォビアに対する抗議デモや集会がドレスデン聖十字架教会前でおこなわれた。州教会監督就任礼拝においてザクセン州首相スタニスラフ・ティリッヒや他の政治家たち、並びにドイツ全土の州教会監督たち、ローマ・カトリック教会ドレスデン=マイセン教区司教ハイナー・コッホ(現在はベルリン大司教)らが監督就任礼拝に出席した。しかしながら、ドイツ社会民主党 (SPD)に属する政治家たちは州教会監督就任式に欠席した。その欠席者の中にはザクセン州政府のエバ=マリア・シュタンゲ科学芸術相も含まれていた。
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