川尻家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 09:16 UTC 版)
川尻 恒造(かわじり・こうぞう) 松子の父。市役所の総務課に勤めていた。久美が大病を患ったあとは滅多に笑わなくなり、久美のことを気にかけ、松子には厳しくあたってしまう。しかし、実際は久美だけでなく松子のことも気にかけており、ひそかに日記をつけ、松子からの連絡を待っていた。松子が失踪して三ヵ月後、脳卒中で倒れ亡くなった。享年51歳。 川尻 多恵(かわじり・たえ) 松子の母親で専業主婦。松子が出て行った後は老け込んだが、紀夫、紀夫の妻、笙(5歳の頃)と暮らしていた。現在も生きているのかどうか小説では明らかにされていない(ドラマでは健在である事が明示されている)。 川尻 久美(かわじり・くみ) 松子と紀夫の妹。3歳の時に大病を患い、入退院を繰り返していた。松子をとても慕っていたが、松子が家を出たあと、精神的ショックから病気になる。以後は紀夫の家族とともに過ごしており、笙が5歳のときまで一緒に生活していた。14年前(34歳くらい)、肺炎を起こし亡くなる。松子にとっては両親の愛を独占された相手であるとともに、最後にすがりたい相手でもあった。最期の言葉は、「姉ちゃん、おかえり」。
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