島忠買収提案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:38 UTC 版)
「DCMホールディングス」の記事における「島忠買収提案」の解説
2020年10月2日には、同業の島忠に対しTOBを実施した上で買収を検討していることを明らかにした。しかし、2020年10月21日にインテリア(家具)小売業大手ニトリの親会社ニトリホールディングスが島忠の敵対的買収を検討していることを明らかにした。 ニトリによれば、「島忠も含め、企業の合併・買収(M&A)を通じた成長の可能性を日々検討している」ことを明らかにした。これについて、島忠は「具体的な提案は受領していない」とコメントしたが、2020年10月29日にニトリホールディングスから「経営統合に関する意向表明書」を受領し、島忠社内でニトリホールディングスの提案を検討した結果、2020年11月13日にDCMとの経営統合計画を撤回し、ニトリホールディングスと経営統合することを発表した。 DCMは島忠株式を1株4,200円で買付を実施していたが、ニトリホールディングス側はそれよりも高い1株5,500円を提示した。 2020年11月16日、DCM側は当日終了の予定であった株式買付期間を2020年12月1日まで延長(その後11月27日に12月11日まで延長に変更)したが、ニトリ側が提示した価格に対しての買取価格の上積みを提示しなかった。その後2020年12月29日にニトリホールディングスが公開買付の結果を発表し応募株券等の数の合計買付予定数の下限を満たしたため買収が成功、その結果DCMホールディングスによる島忠買収は失敗に終わった。
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