岩倉幡枝町(-はたえだちょう)
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「岩倉 (京都市)」の記事における「岩倉幡枝町(-はたえだちょう)」の解説
町名の「幡枝」はかつての大字名に由来し、平安時代後期以来の古い地名である。古来、「鉾枝・波多枝・旗枝」とも称されたが、石清水八幡宮を勧請し、王子山八幡宮(現在の幡枝八幡宮)が創建されたことを機に「八幡の枝分かれ」として「幡枝」に改称したという。町内には、幡枝古墳群・八幡古墳群・本山古墳群・ケシ山古墳群など、多くの古墳群が所在している。また、飛鳥時代、北野廃寺に供給される瓦を製造した元稲荷窯跡や、延喜式に記され、平安京造営の際、瓦を供給した「小野栗栖野両瓦窯」に比定される栗栖野瓦窯跡など、京都の歴史上重要な瓦を産する窯跡が発掘された。中世には嵯峨野の土器師が幡枝村の「福枝」に移住し、土器の製造をおこなった。円通寺を初めとして古い歴史を持つ寺院が多い。
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