山谷コレクション
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オサムシ研究家の山谷文仁(やまや ぶんに、1921年-1997年)が収集した約10万点の昆虫標本コレクション。そのうち約7万点は日本産昆虫で山形を中心に東北地方のものが多く、残りの約3万点は東南アジアを中心とした世界各地のものである。 山谷は青森県出身、少年時代より昆虫採集や研究を行い「津軽昆虫同好会」を結成、全国誌に投稿するなど活動をしていた。オサムシ研究のため満州に渡り、第二次世界大戦後は復員し東北電力に入社する。1968年に米沢支店勤務となったことから米沢と縁ができ、1989年にそれまでに収集してきた約10万点の昆虫標本を米沢市に寄贈した。標本は米沢市立上杉博物館に収蔵され、標本の整理と共に1990年夏に最初の昆虫展が開催された。昆虫展はその後も何度か開催されたのち、標本類は移管されて2003年の「よねざわ昆虫館」の開館となった。
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