山神としてのニホンザルとは? わかりやすく解説

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山神としてのニホンザル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:42 UTC 版)

ニホンザル」の記事における「山神としてのニホンザル」の解説

猿神」も参照 古来山神”とされた。は他のとは違って人の異形にして縮小態であり、それゆえに、山神使者、あるいは神そのものとされたのも自然な成り行きであった南方によれば田畑荒らされるのを防ぐためにに餌をやったことが、かえって田畑守り神であると認知させることになったのだという。また日吉信仰はおそらくその字のとおり太陽崇拝関係しており、日の出とともに騒ぎ出す日神使者考えられたのではないかという。中村禎里によれば猿神日本土着の起源をもつことは、これが日吉系の各社かぎらず浅間など各地山神信仰と結びついていることからも明らかだが、そうした山神としての信仰が、仏教とともに流入したインド土俗神とおそらく習合し、さらに「日吉」「庚申様」「馬頭観音」「猿田彦」などの関連づけられた“看板”を獲得しながら普及する中で、後世日本人信仰が形づくられてきたのだという。なお、再度南方によれば日本独特の民間信仰である庚申信仰祀られる主尊・青面金剛とは、ラーマーヤナ説話主人公ラーマ本体たるヴィシュヌ神日本転化したものであり、青面金剛足元にたびたび描かれる三匹の、「見ざる、言わざる、聞かざる」のいわゆる三猿は、ラーマ仕えたハヌマーン変形他ならないとはいえ当然ながら、日本信仰表れる三猿は、まぎれもなく尻尾の短いニホンザルである。

※この「山神としてのニホンザル」の解説は、「ニホンザル」の解説の一部です。
「山神としてのニホンザル」を含む「ニホンザル」の記事については、「ニホンザル」の概要を参照ください。

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