山口線本俣賀駅構内車両トラブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:00 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (2000年以降)」の記事における「山口線本俣賀駅構内車両トラブル」の解説
★2020年(令和2年)12月30日7時頃(車両障害) JR西日本山口線本俣賀駅で、益田発山口行普通列車(キハ40形気動車1両編成)において、運転士が戸閉表示灯が消灯していることを現認したため、車内を点検したところ、ホームと反対側(進行方向右側)の後部ドアが、50cmほど開いた状態になっていた。このトラブル発生時は同駅での乗降客はなく、人的被害もなかった。列車は当該ドアを締切として運行を継続した。JR西日本は翌2021年1月5日に、戸閉装置から空気漏れが発生していたことを明らかにしている。同社が2020年12月31日以降に他のキハ40系への緊急点検を実施した結果、異常は発見されなかった。運輸安全委員会はこの事象を重大インシデントに認定した。その後の調査の結果、戸閉装置の弁室体と呼ばれる部分において部品が外れたことにより空気漏れが発生したこと、部品の外れに想定外の力が長期間関与していたこと、益田駅での出区点検時にすでに空気漏れが発生していたにもかかわらず、その時はドアが正常に閉まったため指令などに報告せず運行を続けたために本トラブルが発生したことが判明した。
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