層の機能と構造とは? わかりやすく解説

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層の機能と構造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/24 15:19 UTC 版)

LOCOS」の記事における「層の機能と構造」の解説

シリコンウェハー(層1)は(MOSトランジスタなどの)電子構造作るための基礎として使われる局所的な酸化をするため、高温酸素拡散起きない窒化ケイ素(層3, ステップIII)等で酸化したくない領域被覆する(熱酸化800から1200 °C温度行われる)。 埋没した絶縁熱酸化構造(ステップV、VI)の成長の間、窒化ケイ素層(層3)は上へ持ち上げられるバッファー酸化物(層2、パッド酸化物とも呼ばれる)が無いと、シリコン基板(層1)に大きな応力生じ塑性変形が起こることで電子デバイスダメージ与える。 よってSi基板(層1)と窒化ケイ素(層3)の間にCVD(ステップII)でバッファー酸化物(層2)を堆積する高温ではシリコン酸化物粘度低下するため、熱酸化物の成長(ステップV、VI)によるシリコン基板(層1)と窒化物層(層3)との間に作られる応力解放される絶縁構造(構造4)がシリコン熱酸化によって作られる熱酸化によりシリコンウェハー消費されシリコン酸化物置き換わるシリコン酸化物シリコン体積比は約2.4:1であるため、絶縁構造成長によって応力生成する。 この技術デメリットは、絶縁構造大きいため1つウェハー上に作ることができるMOSトランジスタの数が少なくなることである。 絶縁構造次元縮小は、シャロートレンチアイソレーション(STI、ボックスアイソレーションとも呼ばれる)によって解決されている。STIではトレンチ形成され二酸化ケイ素内部堆積されている。この方法ではLOCOS技術を使うことができない。なぜなら熱酸化の間の体積変化によりトレンチ生じ応力大きするためである。

※この「層の機能と構造」の解説は、「LOCOS」の解説の一部です。
「層の機能と構造」を含む「LOCOS」の記事については、「LOCOS」の概要を参照ください。

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