小伝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 14:33 UTC 版)
寛永19年(1642年)頃、紀伊国中津村に生れ、15歳頃から俳諧師を志し談林派を代表する俳諧師として名をなした。一昼夜の間に発句をつくる数を競う矢数俳諧の創始を誇り、またそれを得意とした(最高記録は23,500句)。その奇矯な句風から阿蘭陀流(オランダりゅう)と称される。天和2年(1682年)に『好色一代男』を出版し好評を得、その後様々なジャンルの作品を出版。従来の仮名草子とは一線を画すとして、現在では『好色一代男』以後の作品は浮世草子として区別される。元禄6年(1693年)没。 代表作は『一代男』の他に『好色五人女』『日本永代蔵』『世間胸算用』など。 また代表的な発句は、 長持に春かくれゆく衣がへ鯛は花は見ぬ里もあり今日の月大晦日定なき世の定かな 浮世の月見過しにけり末二年 などがある。
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