導入予定、その後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:43 UTC 版)
「R1 (路面電車車両)」の記事における「導入予定、その後」の解説
2018年のFIFAワールドカップに向け、エカテリンブルク市電へ50編成が導入される事となっていた。また、モスクワやサンクトペテルブルク、ソチ、カリーニングラード、サマーラなどロシア各地の路面電車への導入も計画されていた他中南米諸国やアフリカへの輸出も視野に入れており、2015年時点でモロッコのカサブランカ市が7車体連接式のR1を150編成購入する事を検討していた。その車両デザインも高く評価され、同2015年には国際的なデザイン賞であるレッド・ドット・デザイン賞を受賞した。 その後、生産はロシアの国営コングロマリットであるロステック(Ростех)が担当する事となったが、デザイン重視の設計であったが故に量産化は難しく、特に台車の製造や台枠の保守は困難と判断された。その結果導入予定だったロシアの各都市から全てキャンセルされ、カサブランカからの受注も成功せず、2017年をもって量産計画は中止となった。
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