射精のメカニズム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 12:44 UTC 版)
精子は精巣内にある多数の精細管で作られる。精子の頭部の大きさは、人体では最も小さな細胞で0.005mm程度しかない。性的な興奮が高まると、陰茎内の陰茎海綿体と尿道海綿体の内部の動脈が弛緩し、海綿体に多量の血液が流入することで、海綿体は膨張、海綿体を外側から包んでいる白膜が、血圧を受けて硬化する。この状態が勃起である。勃起時には、精巣で作られた精子は蠕動運動により精管を通って前立腺まで運ばれ、精嚢からの分泌液と混合し精液となる。同時に精液の膀胱への逆流防止のため、膀胱の出口の内尿道括約筋が収縮し、膀胱につながる尿道は閉鎖される。さらに外尿道括約筋が収縮し前立腺内の尿道内圧が高まり、外尿道括約筋だけが弛緩すると圧力で精液が押し出され、外尿道口から射精される。
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