射程の不足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:38 UTC 版)
「AGM-45 (ミサイル)」の記事における「射程の不足」の解説
主な目標とされたSA-2 SAMよりも射程が短かったため、SA-2の射程の中でAGM-45を発射しなければならず、攻撃任務を実行する航空機を危険にさらさなければならなかった。このことが、SA-2と比較して速度が不足していたことと相まって更に攻撃を難しくした。このため、当時のSEAD任務は、現在のワイルド・ウィーゼルが負う任務よりも極めて危険なものであった。SAMサイトの位置が判明している場合、低空から目標方向へミサイルを上方に打ち上げるロフト発射戦術を採用することにより、スタンドオフ距離を確保し、発射母機の退避問題を改善した。射程の問題はロケット・モーターを改善し、射程を延伸したAGM-45Bで多少改善された。
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