対日特使
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 00:33 UTC 版)
オーストラリアの航海を終えてから1か月後の1627年5月10日、ノイツは台湾行政長官とVOCの対日本特使の両方に同時に任命され、日本の将軍徳川家光に謁見するため江戸に向かった。同時期に、長崎に拠点を置き、台湾で頻繁に商売をしている浜田弥兵衛は、16人の台湾原住民を日本に連れて行き、台湾の支配者に偽装した。ノイツが台湾におけるオランダの権益を主張しようとしたのに対し、浜田の計画は、台湾人の主権を将軍に認めさせようとした。結局、いずれも将軍との謁見は叶わなかった(オランダの失敗は、高慢なノイツの態度や一行が道中顰蹙を買ったこと、浜田の策略などさまざまな要因による)。
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