家族・妻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 03:52 UTC 版)
「グナエウス・ポンペイウス」の記事における「家族・妻」の解説
ポンペイウスの家庭生活は政治に翻弄され、生涯で5名の妻を持つに至った。なお、女性に対しては節度を以て接した模様であり、ミトリダテス6世の愛妾を捕虜とした際も全て父母の元へ送り返したと伝えられている。 プラエトルであったアンティスティウスに買われ、アンティスティウスの娘アンティスティアを1人目の妻に迎え入れた。その後、ローマを支配したスッラがポンペイウスとの繋がりを強めるために、スッラの親類に当たるアエミリアとの結婚を強いた。なお、アンティスティアは離婚が成立する前に父アンティスティウスおよび母が死亡しており、さらなる悲劇に見舞われることとなった。また、アエミリアは当時妊娠していたが、まもなく産褥で死亡した。 3人目の妻ムキアとの間で3人の子(下記参照)を持つに至ったが、ムキアはカエサルとの不倫が発覚し、ポンペイウスは後にムキアと離婚した。4人目の妻ユリアはカエサルの娘で夫婦仲は大変良かったと伝わっているが、紀元前54年にユリアは産褥で死亡し、出産した娘もまもなく死亡した。5人目の妻コルネリアとは紀元前52年頃に結婚し、ポンペイウスの最期まで連れ添うこととなったが、結婚期間はわずか5年に過ぎなかった。 最初の妻:アンティスティア(Antistia) 2人目の妻:アエミリア(Aemilia Scaura、スッラの義娘) 3人目の妻:ムキア(Mucia Tertia)グナエウス・ポンペイウス・ミノル ポンペイア(Pompeia Magna、紀元前80年/紀元前75年 - 紀元前35年以前に没) セクストゥス・ポンペイウス 4人目の妻:ユリア(Julia Caesaris、ユリウス・カエサルの娘) 5人目の妻:コルネリア(Cornelia Metella、メテッルス・スキピオの娘)
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