実施戦力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 18:51 UTC 版)
北大西洋条約機構は飛行禁止空域を実施するため2月後半から3月前半にかけて作戦計画を立案する。特にNATO加盟国のイギリスとフランスが結ばれ主導的役割を形成する。英仏両国は当初から飛行禁止空域を支持しており、規制活動を実施するに十分なエアパワーを有しているが、追加支援のためより広範囲の展開を必要としていた。 アメリカ合衆国は飛行禁止空域の強化するに必要なエアパワー資産を有するが、リビアへの主権侵害の虞があるとして法的基盤を確立してから介入すべきとした。また、アラブ地域への米軍介入となるため繊細な問題を有していたため、アメリカはアラブ各国に規制作戦への参加を求めた。 アメリカのロバート・ゲーツ国防長官は公聴会にてこの点について、「飛行禁止空域は防空体制を撃破するためリビア国土への攻撃から開始される・・・。そして、リビア領空全域に航空機を展開させるが、銃殺されている人々を(直接)救うことは出来ない。しかしこれが(間接的に)救う最初の手立てとなるであろう。」と説明している。 3月19日にリビア上空に展開していたフランス空軍機が攻撃の口火を切った。他の国はそれぞれ個々の作戦を開始した。
※この「実施戦力」の解説は、「リビア飛行禁止空域」の解説の一部です。
「実施戦力」を含む「リビア飛行禁止空域」の記事については、「リビア飛行禁止空域」の概要を参照ください。
- 実施戦力のページへのリンク