定常飛行の直線飛行より旋回飛行への移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 15:56 UTC 版)
「模型航空機の安定」の記事における「定常飛行の直線飛行より旋回飛行への移行」の解説
戦前の「コルダ」機(米:1939年ウエークフィールド級世界選手権機)、「フィロン」機(仏:1937年同左)、戦後の「エリラ」機(スウェーデン:1949年同左)、「ゼーマン」機(西独:1955年同左)、さらに現在の同級機と、歴代のW級/F1B級機の垂直尾翼を並べてみると、年々小さくなっている。他方、上反角は昔のほうが小さく、効きの悪い1段上反角設計も散見される。つまり、旋回飛行が強く意識されていない時代の機体は、現在よりも構造的にスパイラル・ダイブに入りやすかった。このような設計のまま、一般的には横安定にかかわる知識が不十分な状態で、フリーフライト模型機の定常飛行形式が旋回に変わったため、転換期の1940年代はスパイラル・ダイブの事故が多かった。
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