宗像地区の特殊事情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/05 14:28 UTC 版)
宗像市は、福岡市と北九州市の中間に位置しており、旧市部では、福岡タワー・皿倉山にある八幡テレビ・FM放送所両方からの電波が届いている。しかし、ともに送信所からの距離が離れていることもあり電波が弱くなっている上、アナログVHF帯では互いの送信チャンネルが近接して(6chに至ってはNHK同士で重なって)いることもあり、混信による障害が発生するケースもあった。 このため、1970年代後半に、この山に中継局が設けられた。宗像も福岡都市圏の淵部となっているためNHKは福岡局の中継局だが、関門都市圏(北九州都市圏)でもあるため民放は八幡局からの電波を変換して再送信している。 また、2007年9月1日開始の地上デジタルテレビジョン放送においては、県内のどの局とも異なる物理チャンネル設定となっている。これは、先述の地理的要因により、デジタル固有の受信障害が発生する恐れがあるためである。福岡県内の物理チャンネルパターンは、「福岡エリア」(福岡局・糸島局)、「北九州・筑豊エリア」(北九州局・行橋局)、「筑後エリア」(久留米局・大牟田局)、そして「宗像エリア」の4パターンが存在することになる。
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