宇宙望遠鏡による観測
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 14:53 UTC 版)
「太陽系外惑星の発見方法」の記事における「宇宙望遠鏡による観測」の解説
2020年時点で発見されている大部分の太陽系外惑星は、雲や大気のもや、乱気流などの影響を受けずに効率良く観測出来る宇宙望遠鏡によって発見されている。トランジット法で観測を行ったCOROT(2007~2012年)は新たな太陽系外惑星を約30個発見し、同じくトランジット法で観測を行ったケプラーミッション(2009~2013年)とその延長ミッション「K2(2013~2018年)」では2,000を超える太陽系外惑星が発見された。ハッブル宇宙望遠鏡やMOSTもまた、いくつかの太陽系外惑星の発見、もしくはその存在を確認したことがある。赤外線で観測を行ったスピッツァー宇宙望遠鏡は、トランジットや主星と位相曲線(英語版)による惑星の掩蔽を検出するのに使用された。 2013年12月に打ち上げられた観測衛星ガイアによるアストロメトリ法を用いた観測で、すでに存在が知られている1,000個近くの太陽系外惑星の真の質量が決定されることが期待されている。また、宇宙空間からトランジット法を用いて太陽系外惑星を観測するプロジェクトとして、2018年に打ち上げられたトランジット系外惑星探索衛星(TESS)、2019年に打ち上げられたCHEOPS、2026年に打ち上げられる予定のPLATOがある。
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