宇宙望遠鏡の難点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 18:41 UTC 版)
最大の困難は、その打ち上げである。ロケットで打ち上げる以上その積載重量には制限があり、口径10mクラス地上望遠鏡のような大きなサイズの宇宙望遠鏡は打ち上げられない。もちろん、打ち上げ失敗のリスクもある。さらに、いったん軌道上に送ってしまうと、一般的には改修したり新検出器を取り付けたりできない。 ハッブル宇宙望遠鏡は打ち上げ後、5度に渡りスペースシャトルによるメンテナンスが行われたが、スペースシャトルが運用されている時期であり地球に比較的近いという配置位置から可能であった例外的事例である。 さらに、同じサイズの地上望遠鏡に比べて費用がより高価であり、一般には運用期間も数年と短い。
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