学歴を巡る問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 08:21 UTC 版)
小泉が公表している最終学歴について、疑問視する指摘がなされたことから、一部の町民が金沢地方検察庁に告発する騒動となった。この事態を受け、2010年、志賀町議会は成績証明書の提示を求める動議を可決した。また、志賀町議会の議長は、成績証明書の封を公開の場で開けるよう要請した。 2011年、小泉は成績証明書を取り寄せ、志賀町議会の全員協議会に提示した。小泉は、成績証明書について説明したうえで、「間違いなく卒業している」と主張した。また、検察に告発されたことについては、不起訴処分になることを信じていると語った。また、代理人を務めた弁護士も同席し、小泉の主張を支持した。 しかし、小泉が提示した成績証明書には取得学位が明記されておらず、入学年は明記されているものの卒業年が空欄になっているなど、いくつかの疑問点が指摘された。また、卒業証書には「Associate of Applied Arts」の学位を取得したと記載されているにもかかわらず、当時の大学便覧には取得できる学位として「Associate of Arts」と「Associate of Applied Sciense」の2つしか記載されていないなど、不自然な点が指摘された。この点に対しては、弁護士は「(学科が)当時あったかもしれないし、なかったかもしれない」と説明している。また、ディプロマミル問題追及などで知られる静岡県立大学経営情報学部教授の小島茂は「町長が本物と言うから本物だろうが、大学に編入するのに必要な学位や卒業の日付の記載がなく、すっきりと納得できるものではない」と指摘している。
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