学校との連携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:53 UTC 版)
指宿市立図書館では、小中学校と連携して調べ学習を支援している。支援方法は連携先の教員次第で、ゲストティーチャーとして授業に参加することもあれば、児童・生徒に図書館に来てもらって調べ学習の仕方を教授することもある。時には「インターネットで調べてくるように」と教師に言われてコンピュータを借りに来た子供に、本を使った調べ方や聞き取り調査などインターネット以外の調査方法を教えることもある。また夏休みの自由研究支援として「ミニミニ自由研究講座」を毎年開催している。 鹿児島県立指宿高等学校では、就職や進学先が決まった3年生向けに「向上の道プラン」というプログラムを実施している。これは、卒業を控えた高校生が毎年1月に幼稚園などに出向いておはなし会をするというもので、指宿市立図書館の職員が、そもそもおはなし会に出向く意味とは、というところから始めて、選書の方法、おはなし会の進行方法、声の出し方・ページのめくり方などおはなし会の極意を高校生に伝授する。「向上の道プラン」は進路が決まった全生徒が参加しなければならないという性格のプログラムであるため、職員は意欲にばらつきのある高校生に配慮しながら、毎日交替でプログラムを運営している。 鹿児島国際大学では、司書や司書教諭を目指す学生向けの出張おはなし会を年1回開催している。ここで行う「おはなし会」は、過去に披露して聴衆の反応が良かったものを再演するとともに、司書として現場の役立つ知識の伝授、おはなし会で使う仕掛けの種明かし、失敗談の公表などを通して司書の卵に刺激を与えることを目的としている。
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