媒体と材質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/28 21:09 UTC 版)
媒体について冒頭で述べたとおり、1990年代以降、紙に限らない形態での発行事例が伸びている。パイオニアは「LDを使った出版革命」を掲げ、レーザーディスクで社史(50年史)を刊行したことがあるが、その後この媒体自体が廃れてしまったため、新媒体での発行は後のアクセス性に課題を抱えることもある。CD-ROMでの発行もこの時代からであり、日本車輌製造(1997年)や本田技研工業(50年史、1999年)の事例が初期のものである。 反対に、紙媒体の長所を更に伸ばす試みも存在している。王子製紙は紙の不純物で光や熱に晒された際に劣化を進める原因なっているリグニンの含有量を、パルプの漂白回数を増やすことによって低減した紙を開発し、社史や年鑑、研究論文などへの用途として提案した。
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