奇術師の罠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 03:22 UTC 版)
トラファルガー広場を見渡しながらアフタヌーン・ティーを楽しもうとしていた杉下右京は、突然巨漢の警官ヨハンセン巡査部長に昨夜のアリバイを尋ねられ、オペラ鑑賞をしていたと伝えるも信じてもらえず、スコットランド・ヤードへ連行されてしまう。かつて右京が研修した際に世話になったハンブルビー警部が取調室で待つ右京の前に現れ、右京の身元を証明してくれ、手配されていた殺人事件の容疑者とも背格好が異なるとヨハンセンの軽率さをたしなめる。 右京の協力により、被害者宅のインターフォンカメラに残っていた映像から、容疑者がイギリスで公演中の日本人奇術師・ロイ堀之内であることが判明するが、堀之内は被害者の死亡推定時刻には、ロンドンから150㎞離れたバーミンガムで奇術の舞台の最中だったという完璧なアリバイがあった。しかし、偶然にも舞台を見ていたというバーミンガム警察の警官によると、舞台中にテレポートをした堀之内は、殺人予告めいたことを言っていたという。右京は、ヨハンセンと共に捜査を始める。
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