天衣無縫
出典:『Wiktionary』 (2021/10/04 08:31 UTC 版)
成句
由来
[出典] 〈霊怪録(れいかいろく)・郭翰〉 人の性格の飾り気がないこと。わざとらしさがないこと。天上の織り姫が着ている着物は縫い目が一つもないということからいう。もとは、詩歌などが、技巧をこらした跡がなく、ごく自然で立派なことをいう。 「幼い子供の描く絵には、天衣無縫の良さがある」
原文
「郭翰(かくかん)、暑月に庭中に臥(が)す。仰いで空中を視(み)るに、人あり冉冉(ぜんぜん)として下(くだ)りて曰(いわ)く、吾(われ)は織女(しょくじょ)なり、と。徐(おもむろ)にその衣を視るに並びに縫い無し。翰之(これ)を問う。曰く、天衣は本(もと)針線の為(しわざ)に非(あら)ず、と〔郭翰という人が夏に庭で寝ていた。空を見ると、人がそろそろと降りて来て、私は織女であると言った。その着ている着物をよく見ると、すべて縫い目がない。翰がそのわけを尋ねると、天人の着物は、もともと針や糸で作ったものではありません、と言った〕」
天衣無縫と同じ種類の言葉
空・天に関連する四字熟語 | 天理人欲 天神地祇 天衣無縫 観天望気 北斗七星 |
霊怪録に由来する四字熟語 | 天衣無縫 |
品詞の分類
名詞および形容動詞(性格) | 丁寧 手前勝手 天衣無縫 破天荒 無鉄砲 |
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