天満宮 (横浜市港北区)とは? わかりやすく解説

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天満宮 (横浜市港北区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/22 01:23 UTC 版)

天満宮

拝殿
所在地 神奈川県横浜市港北区高田西3-25-1
位置 北緯35度33分17.2秒 東経139度37分12.5秒 / 北緯35.554778度 東経139.620139度 / 35.554778; 139.620139座標: 北緯35度33分17.2秒 東経139度37分12.5秒 / 北緯35.554778度 東経139.620139度 / 35.554778; 139.620139
主祭神 菅丞相霊[1]菅原道真
社格 村社
創建 1325年正中2年)
本殿の様式 権現造[2]
別名 高田天満宮
例祭 10月25日
地図
天満宮
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天満宮(てんまんぐう)は、神奈川県横浜市港北区高田西にある神社。旧都筑郡高田村の総鎮守で[3]、一般には高田天満宮(たかたてんまんぐう)の通称で知られる。旧社格は村社。

祭神

由緒・歴史

鎌倉時代末期の1325年正中2年)に創建したと伝えられ、2025年に創建700年を迎える。

社伝によれば、正中2年5月25日、当地の申酉(西北西)の方角から光物が現れてしきりに震動し、夜になっても周辺を昼のように明るく照らした。ようやく当地の山中に鎮まったが、昼夜電光が乱れ飛び、人々は近づくことができなかった。 この時、小蛇が梅の木の下に現れて異香を放ち、正しく観世音菩薩天神として垂迹したものと思われた。興禅寺(港北区高田町1799)の弁殊法印は「これこそ衆生済度の方便、大慈大悲の誓いなり」と感じ、先達となって榊の枝を小蛇の前に置くと、小蛇は榊の枝の上に留まった。 領主の桃井播磨守直常は、これを近くで見聞きして信心止みがたく、社殿を建立して当地一帯の氏神としたという[1] [2]

江戸時代の文化文政期(1804年〜1829年)に編纂された『新編武蔵風土記稿』には「除地三段。村内興禅寺のつづき南の方にあり。上屋は三間四方、内に小社を置く。拝殿三間に二間、南に向ふ。神体は新旧の二躯を安ず。共に長一尺許り。石の鳥居を立つ。村の惣鎮守にして例祭年々九月二十五日なり」[3]とある。

現在の社殿は江戸時代の初期に領主の旗本・曾根氏が造営したもので、幾度かの大規模な改修を重ねている。元は茅葺きであったが[4]、第二次大戦後に瓦に替え[2]、現在のような姿となった。

境内社

  • 稲荷神社[2]
  • 弁財天社[2]

祭事・年中行事

所在地・交通

神奈川県横浜市港北区高田西3-25-1

脚注

  1. ^ a b c 天満宮(神奈川県神社庁)
  2. ^ a b c d e 『港北区神社誌』(港北区神社氏子総代会 2017年(平成27年)6月18日)p49
  3. ^ a b 新編武蔵風土記稿高田村.
  4. ^ 都筑郡神社写真帳天満宮.

参考文献

  • 『港北区神社誌』(港北区神社氏子総代会 2017年(平成29年)6月18日)
  • 「高田村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ85都筑郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763987/62 
  • 「天満宮」『都筑郡神社写真帳』神奈川県神職会都筑郡支部、1921年。NDLJP:967654/13 

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