天帝 - 井上孝雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 15:37 UTC 版)
「西遊記の登場人物」の記事における「天帝 - 井上孝雄」の解説
天上界にいて天地(あめつち)の全てを司る最高の皇帝。高天上聖玉帝または玉皇大帝、もしくは単に玉帝とも言う。雲居は霊霄宝殿(れいしょうほうでん)にある。元来は道教の最高神で、天上界の絶対者で天上・地上・地底に住むあらゆるものの支配者でもあるが、このドラマでは、神としての力はほとんど感じさせず、天上界のみを支配している。君主らしく上品で気品があるが、いささか他人に厳しく、苛烈な刑罰を下す。身を守ろうとしただけの捲簾大将を、「本来ならそなたの身を盾にて守るべき母上の宝」を武器としたとして非難し、下界への追放を命じ、槍を放った。同様に不埒な行いをしたとして天蓬元帥も下界に豚として追放する。地上界で暴れ回って増長する悟空を懲らしめようと様々な手を使うが、ことごとく失敗し、自分の手に余ると頭を抱える。西王母の勧めで悟空の処罰を釈迦如来に頼んだ。
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