大隅鉄道4形蒸気機関車
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大隅鉄道4形蒸気機関車(おおすみてつどう4がたじょうききかんしゃ)は、大隅鉄道が使用した蒸気機関車である。後に大隅鉄道の国有化に伴いケ280形となった。
- ^ 1920年9月、日車本店製の12t級C型サイド・ウェルタンク機。4が保存車となっており、帯広市内に現存する。
- ^ 日車はO&K社製5.6t機のデッドコピー品で機関車製造事業を開始しており、その後も特に762mm以下の軌間の軽便鉄道向けには、同社製機関車の模倣品を多数製造している。また、自主設計機もこと軽便鉄道向けについては、本形式をはじめ多分にO&K社の規格化設計の影響が強いものが多く見られた。もっとも、これは日車に限ったことではなく、同時代の日本の小型機関車メーカー各社に共通した傾向であり、長らく小型蒸気機関車の日本国内シェア1位を独占していたO&K社の影響力の強さと、その規格化設計の合理性の高さがうかがい知れる。
- ^ 元々はドイツ・ミュンヘンの老舗機関車メーカーであるクラウス社の創業者であるゲオルグ・フォン・クラウス(Georg von Krauss(1826-1906))が考案した方式で、O&K社製機関車も当初は他のドイツの小型機関車メーカー各社と同様、最大手であったクラウス社製機関車の模倣で出発したため、この方式を継承している。
- ^ 井笠鉄道1 - 3や井笠鉄道6・7などの日本に輸入されたものとしては後期のO&K社製762mm軌間向け蒸気機関車各種で同様の設計が採用されている。
- ^ 設計当時の日車製14t級機関車では水タンク容積1.2m3程度が標準であった。
- ^ 竣工図添付 No.4「省有車両譲受使用ノ件」『第一門・監督・地方鉄道・免許・井笠鉄道・昭和二十二年~昭和二十五年』(国立公文書館デジタルアーカイブ で画像閲覧可)
- ^ 釜石鉱山鉄道から譲受した、ベルギー・コッケリル社製の15t級B型機。自重は本形式と大差ないが、軸重が7.5tに達したため、走らせただけで「線路をポキポキ折っちまう」と形容される凄まじい状況を呈し、全く実用にならなかったという。
- ^ 自重10t級のC型サイドタンク機。戦時中の粗製乱造品であったため不具合が多く、これも短期間で使用が停止された。
- 1 大隅鉄道4形蒸気機関車とは
- 2 大隅鉄道4形蒸気機関車の概要
- 3 脚注
固有名詞の分類
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