大森式地震計
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機械式地震計。変位計。1898年頃に大森房吉(東京大学)が開発。固有周期は10秒程度。倍率は20倍程度。記録方式は煤書式。東京に設置され、当時は日本国内および日本国外で広く使用されていた。国立科学博物館、竜天天文台、水沢VLBI観測所、気象庁松代地震観測所などに現存する。
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大森式地震計
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1890年代から1900年代初頭に各地の測候所に設置されていた地震計は、G.M.E(グレー - ミルン ・ユーイング)普通地震計で感震器が動作することで記録を開始する方式で有ったため、p波が記録出来ない欠陥があった。大森房吉はGME普通地震計を改良し、1898年頃に常時記録可能な大森式(水平)地震計を制作した。この地震計は煤書式で記録紙を円筒形に巻いたドラムをゼンマイでゆっくりと動かし常に記録し続ける方式。従って、P波、S波、L波の違いをはっきりと区別して記録することが可能であった。 後に微動計、簡単微動計などの様々な改良型が作られ、日本国内(大学・気象台測候所)だけで無く日本国外でも使用された。
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