大庭みな子の評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:25 UTC 版)
大庭みな子は、梅子を下記のように評している。 いったい梅子は幼いときから、日本人、アメリカ人、女性、男性を問わず、どうしてこうも次つぎとめぐり逢う有力な人びとに助けられる運命にあるのか。まず、チャールズとアデリン・ランマン夫妻、伊藤博文、森有礼、大鳥校長、西村校長、アリス・ベーコン、捨松、繁子、モリス夫妻、それぞれの立場で助力を惜しまなかった。そして冒頭に述べたアンナ・ハーツホンなどはまさにその一生を津田塾のために捧げたといってよいくらいである。 — 大庭みな子、 実際梅子には私利私欲というものがほとんどなかった。 — 大庭みな子、 梅子自身に聊かも私心がないだけに、この素直すぎるといえる援助を願う気持ちは不可思議に相手の心を動かした。 — 大庭みな子、 梅子は塾の創立を含め生涯に亙ってこの種の基金を集める教育事業家としても異様な才があった。彼女は自分のためには信じられないくらい質素で、集められた金は全て後進の女性を育てるために使われた。それ故にこそこれほどの浄財が彼女のもとに寄せられたのである。 — 大庭みな子、
※この「大庭みな子の評」の解説は、「津田梅子」の解説の一部です。
「大庭みな子の評」を含む「津田梅子」の記事については、「津田梅子」の概要を参照ください。
- 大庭みな子の評のページへのリンク