大国主導の国際秩序の変革と西欧的価値観の相対化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:47 UTC 版)
「東アジア共同体」の記事における「大国主導の国際秩序の変革と西欧的価値観の相対化」の解説
獨協大学の金子芳樹教授は、EAEC構想に関して、「大国主導の国際秩序、西欧的価値観の普遍視、価値やライフスタイルなどについて欧米が上でアジアが下という暗黙の評価基準といった、現在の国際社会の価値体系を一気にブレークスルーしたいという意図がEAEC構想の中には含まれていたのではないか」、東アジア共同体のメンバーにオーストラリアとニュージーランドを入れるという日本の発想について、「コンセプトの不明確な中途半端な枠組みをつくって何ができるのか、と問いたくなるのはマハティールだけではないでしょう」「この枠組みについて説得力のある説明がなされない限り、結局のところ、可もなく不可もなく、そして実もなくに終わり、力強い歩みに発展するのは難しいのではないかと感じる」 と語り、東アジア共同体には文明史的意義があると指摘している。
※この「大国主導の国際秩序の変革と西欧的価値観の相対化」の解説は、「東アジア共同体」の解説の一部です。
「大国主導の国際秩序の変革と西欧的価値観の相対化」を含む「東アジア共同体」の記事については、「東アジア共同体」の概要を参照ください。
- 大国主導の国際秩序の変革と西欧的価値観の相対化のページへのリンク