夜間飛行専用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 17:57 UTC 版)
「F-117 (航空機)」の記事における「夜間飛行専用」の解説
機体が黒いのは夜間に飛行することで人の肉眼での視認も避けるよう、夜間飛行に特化した塗装が行なわれているためである。また、2003年12月23日にはシリアルナンバー「85-0835」(1985年度会計発注の51号機)が試験的にコンパス・ゴーストグレイ主体の昼間ロービジ塗装を施してロールアウトし、2004年5月から第53航空団(英語版)第53試験評価航空群(英語版)第1分遣隊ドラゴンチームで運用評価試験が行われたこともあり、評価試験中の機体は俗に「Dayhawk」(昼の鷹)やドラゴンチームに因んで「Grey Dragon」(灰色の竜)と呼ばれた。 コックピット 着陸するF-117 空中給油を受けるF-117 制空迷彩が施された「グレイドラゴン」 量産体制に移行する前に試作された機体の内、一号機は当初スカンクワークスのベン・リッチの発案によって迷彩塗装が施されていたが、後に明灰色に塗り替えられた。その後F-117Aが夜間に運用されることが決まった際に黒一色に塗り替えられている。 2008年3月11日にエドワーズ空軍基地で開催された航空ショーで、退役に際して行われたF-117Aの退役セレモニーでは、機体底面にアメリカ合衆国の国旗である星条旗をペイントした特別塗装の機体がデモ飛行を行い、引退に花を添えている。
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