多自由度系
機械系の任意の時刻における幾何学的な位置を明確にするのに、2つ以上の数を必要とする系のこと。一般に、機械系の任意の時刻における幾何学的な位置を明確に表すために、n個の数を必要とする場合、n自由度系という。車体を剛体とした場合、前後、左右、上下の3つの並進運動と、車体の前後軸、左右軸、上下軸まわりの3つの回転運動があり、車体の挙動を表すためには6つの数が必要で、この系は6自由度である(このうち上下の並進運動をバウンシング、前後、左右、上下の各軸まわりの回転運動をそれぞれローリング、ピッチング、ヨーイングと呼んでいる)。車体、パワープラントなど構造体は弾性体であり、多自由度である。
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