多孔質粒子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 08:59 UTC 版)
「コールターカウンター」の記事における「多孔質粒子」の解説
電場の乱れは、細孔中に粒子が来たことよって置き換えられた電解質の量に比例するので、コールター原理では物体の体積も測定できる。ただし、多孔質の粒子が来ると、見かけのサイズに比べて、体積は少なく計測される。と言うのも、コールター原理は、3次元で、対象物によって変化した体積を測定するからである。 これは、見かけのサイズなど直接見れば明らかなので、顕微鏡または対象物を2次元と境界線で観察する他の方法の光学測定に慣れている研究者には、いくらか理解しにくいかもしれない。これを理解するためには、スポンジを考えるのが分かりやすい。湿ったスポンジは非常に大きく見えるが、それと同じ寸法の固体より、ずっと少ない液体しか置き換えない。したがって、コールター原理では、多孔質粒子は同サイズの非孔質粒子よりも体積が少なく、計測されるのである。
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