外来種の侵入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 10:14 UTC 版)
「南硫黄島原生自然環境保全地域」の記事における「外来種の侵入」の解説
2007年の調査では、南硫黄島で7種の外来種と考えられる植物が確認された。これは南硫黄島で確認された維管束植物の5.4%であり、ほかの小笠原諸島の島々に比べて著しく低い数字になっている。また外来種の分布状況は島内各地に散在しており、これもまた人間による撹乱を受けていないことを示している。しかし、1982年には確認されていないシンクリノイガが南硫黄島の各所で生育しているのが確認された。シンクリノイガは小笠原群島では南島などで問題となっている外来種で、南硫黄島には鳥の羽毛に付着するなどして持ち込まれたと考えられている。人間の立ち入りが原則禁止となっている南硫黄島であるが、鳥などによって今後も外来植物が侵入する可能性がある。
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