外来種としてのクズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/21 05:30 UTC 版)
「アメリカ合衆国におけるクズ」の記事における「外来種としてのクズ」の解説
クズはペンシルベニア州の土壌侵食を食い止めるため、1876年に土壌保全局と市民保全部隊により計画的に導入された。クズは当初、室内でも生育する園芸植物として南西部に導入されたが、20世紀初頭までにはその他の用途にも使われはじめ、結果地植えされることになったクズは周辺に勢力を伸ばすことが容易になった。クズが導入されてから135年が経った現在、クズはすでにアメリカ南東部の土地300万ヘクタールを覆っており、この面積は年間5万ヘクタールずつ拡大していると言われている。この過程で送電線・建築物・固有の植物などが多く犠牲になっている。アメリカ合衆国においては、クズの生育はアラバマ州・アーカンソー州・ワシントンD.C.・デラウェア州・フロリダ州・ジョージア州・イリノイ州・インディアナ州・ケンタッキー州・ルイジアナ州・メリーランド州・ミズーリ州・ミシシッピ州・ノースカロライナ州・ノースダコタ州・ニュージャージー州・オレゴン州・オハイオ州・ペンシルベニア州・サウスカロライナ州・テネシー州・テキサス州・バージニア州・ウェストバージニア州で報告されており、ジョージア・アラバマ・ミシシッピの3州で特に被害が深刻である。
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