外套膜
外套腔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/05 00:17 UTC 版)
外套膜縁では外套膜は二重になっており、そこから体外の水が入る。この空間を外套腔と呼び、鰓、肛門、嗅検器、外腎門、生殖口などを含む軟体動物の中心的な特徴である。これは全ての軟体動物で呼吸のために使われ、二枚貝では採餌器官、一部の種では幼生を育てる育房として、頭足類と一部の二枚貝では移動器官に用いられる。 外套膜は非常に筋肉質で、他の軟体動物が足を使って移動するのに対し、頭足類は管状の水管である漏斗から水を噴き出して水中を高速移動できる。 頭足類の神経系は脊椎動物以外の有体腔動物の中でも最も複雑である。頭足類の外套膜にある巨大神経線維は神経生理学における恰好の実験材料であった。
※この「外套腔」の解説は、「外套膜」の解説の一部です。
「外套腔」を含む「外套膜」の記事については、「外套膜」の概要を参照ください。
- 外套腔のページへのリンク