夏草にのせて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/19 14:50 UTC 版)
初出「りぼんオリジナル」 1981年(昭和56年)秋の号 43枚 作者が高校3年生の時の作品。デビュー作から数えて7作目。楠原絵里子(くすはら えりこ)は、「哲学バカの変人」として有名であり、夏休みの宿題の倫社(倫理社会)のレポートを100枚も書いたことで、伝説的存在となっている。一方、相馬悟(そうま さとる)は、部員がたったの2人しかいないクラシック音楽愛好クラブの部長で、ピアノのオリジナル曲の作曲に夢中。2人はふとしたきっかけで知り合い、交際がはじまるが、悟は哲学音痴、絵里子はクラシック音痴で、最初はなかなか話がかみあわない。しかし最後は、「夏草が好き」という共通点が2人を結びつける。なお、初出の『りぼんオリジナル』を見てみると、扉(作品の最初のページ)とその裏の2ページはカラーになっているが、コミックスでは同じページが白黒に置き換えられている。いずれにせよ、これが、作者がプロデビューしてはじめて手がけたカラーページと思われる。
※この「夏草にのせて」の解説は、「5月のお茶会」の解説の一部です。
「夏草にのせて」を含む「5月のお茶会」の記事については、「5月のお茶会」の概要を参照ください。
- 夏草にのせてのページへのリンク