夏目雅子ひまわり基金の設立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:58 UTC 版)
「夏目雅子」の記事における「夏目雅子ひまわり基金の設立」の解説
闘病生活では、抗がん剤の副作用による脱毛に悩み、精神的苦痛を味わった。1回目、2回目の化学療法で、脱毛を恐れて副作用の弱い薬を選び、積極的な治療を行わなかったことが、死につながったとの母の後悔から、癌患者の闘病生活及び寛解後の社会復帰支援のため、彼女の遺産を基に癌患者へ無料でかつらを貸し出す基金活動『夏目雅子ひまわり基金』が、母を代表として1993年12月に設立された ひまわり基金では、かつらの無償貸し出しと、不要になったかつらをクリーニングや修繕して再利用する活動のほか、「ひまわりカップ」チャリティーゴルフ大会も企画し、ドナーカードの登録や骨髄移植、後天性免疫不全症候群の正しい知識など、各種の啓発活動を合わせて行っている。パンフレットや記念品には夏目雅子のほか、死後に義姉となった田中好子なども起用された。財団法人骨髄移植推進財団のCMなど、現在も夏目雅子が起用されている。 没後25年となる2010年9月には伊集院静が『週刊現代』9月18日号に「妻・夏目雅子と暮らした日々」と題して綴った手記を発表、2011年3月に講談社より刊行の『大人の流儀』に「愛する人との別れ〜妻・夏目雅子と暮らした日々」と題して収録されている。
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