塩分と地質学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/01 21:55 UTC 版)
ポオポ湖の塩分濃度は非常に高い。この塩分濃度は、ポオポ湖が閉鎖水系であり、乾燥地帯に位置していることに由来する。湖水の蒸発に伴い、湖水中の塩分濃度が上昇し、塩分濃度の高い湖水が他所へ移動せず、引き続き蒸発濃縮を続けるためである。ポオポ湖北部はデスアグアデロ川からの河川水供給により希釈されているが、南に行くに従い塩分濃度は上昇する。 塩分濃度は水量によって変化する。2006年10月から11月にかけては、湖北部の水は汽水レベルから食塩水レベルまで変動 (15-30,000 mg/l) した。湖の南端の水は塩水に分類される (105,000-125,000 mg/l)。水質は 4-2 Na-(Mg)-Cl-(SO4)。 塩化ナトリウムの元となる岩塩や長石などの地質要素は水源域に存在し、ポオポ湖の塩分になる。湖本体がある場所は、新生代堆積物であまり層を成していない。この堆積物は遥か有史以前の湖が残したもので、少なくとも5回の氷期の間アルティプラーノにあった。
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