塩分制限食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:28 UTC 版)
高血圧、心不全、慢性腎臓病(CKD)や肝不全といった浮腫性疾患の治療の際に用いられる治療食である。 腎臓は、食餌から摂取した量とほぼ等量のナトリウムを尿中へ排泄する。ナトリウムを多く摂取すると排泄し終わるまで、腎臓は高い糸球体内圧で血液を濾過し続けなければならない。ナトリウム制限を行うと、血圧は下降し、腎糸球体への負担は軽減される。 心血管疾患予防のためにはナトリウムの一日摂取量は6g/日以下が推奨される。 高血圧に対する食事療法として、アメリカ合衆国連邦政府はダッシュダイエットを推奨している。
※この「塩分制限食」の解説は、「食事療法」の解説の一部です。
「塩分制限食」を含む「食事療法」の記事については、「食事療法」の概要を参照ください。
- 塩分制限食のページへのリンク