塔の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 16:29 UTC 版)
「イマジン・ピース・タワー」の記事における「塔の構造」の解説
イマジン・ピース・タワーは、直径17mの台座と、その中央に設置された光の源である直径4m、高さ2mの円筒形のウィッシング・ウェルから構成されている。 台座は、オノ・ヨーコのインストラクションに基づき、アイスランドのデザイナーが、アイルランド産の赤褐色、ブルー・グレー、ライト・グレーの3色の石板を選び、ストライプ状のパターンでデザインし、モザイクされている。 また、台座には、周囲から中央のウィッシング・ウェルに向けて6本の光の回廊が放射状に掘られている。この回廊の端には6台のライトが設置され、そこから水平に放たれる光は、回廊を流れて、ウェルの底に設置されたプリズムの働きをする45°角の反射鏡によって、天空に向けて垂直に立ち昇る。人々はこの光の回廊の上を自由に歩くことができ、また、反射鏡は光の99.99%を反射する特殊なものが使用されている。これらは、1965年にヨーコが書いた「ライト・ハウス」のインストラクションを彼女自身がシンボリックに表現したもの。 光の源であるウィッシング・ウェルは日本の最新技術による特殊な純白のガラス製石板により被われている。この石板上には、24の言語によって書かれた、オノ・ヨーコのメッセージである「イマジン・ピース」が彫り込まれている。 このウィッシング・ウェルの底には、プリズムの働きをする6台の特殊なミラーに加えて、力強くてピュアな光を垂直に放つイタリア製の9台のライトが設置されていて、合計15の光束が複合して光の塔を形作る。
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