基板工程とは? わかりやすく解説

基板工程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 19:16 UTC 版)

配線工程(BEOL、メタライズ層)と基板工程(FEOL、デバイス)
CMOS製造プロセス

基板工程またはフロントエンドfront-end-of-lineFEOL)とは半導体デバイス製造の最初の部分である。 基板工程では、それぞれのデバイス(トランジスタキャパシタ抵抗など)が半導体にパターンとして形成される[1]

  1. 使用するウェハーのタイプを選択する。ウェハーを化学機械研磨、洗浄する。
  2. 素子分離(LOCOSシャロートレンチアイソレーション
  3. ウェル形成
  4. ゲート形成(ゲート絶縁膜金属ゲート電極)
  5. サイドウォールスペーサー形成
  6. ソース・ドレイン形成
  7. キャパシタ形成(DRAMFeRAMの場合)

関連項目

引用

  1. ^ Karen A. Reinhardt and Werner Kern (2008). Handbook of Silicon Wafer Cleaning Technology (2nd ed.). William Andrew. p. 202. ISBN 978-0-8155-1554-8. https://books.google.com/books?id=UPaD8JUCKr0C&pg=PA202 

参考文献

  • "CMOS: Circuit Design, Layout, and Simulation" Wiley-IEEE, 2010. ISBN 978-0-470-88132-3. pages 177-178 (Chapter 7.2 CMOS Process Integration); pages 180-199 (7.2.1 Frontend-of-the-line integration)

基板工程

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 04:17 UTC 版)

半導体デバイス製造」の記事における「基板工程」の解説

基板工程(フロントエンドFEOL)とは、トランジスタ形成までの工程のこと。洗浄乾燥イオン注入熱処理リソグラフィ成膜平坦化などのプロセスくり返し行うことで回路形成していく。 洗浄過程超純水 RCA洗浄 ピラニア溶液 乾燥過程スピン乾燥 IPA乾燥 マランゴニ乾燥(マランゴニ効果) イオン注入 熱処理拡散酸化ファーネスアニール ラピッドサーマルアニールRapid Thermal AnnealRTA) レーザーアニール フォトリソグラフィ エッチングドライエッチング ウェットエッチング 成膜蒸着 スパッタリング CVD化学気相成長法PVD物理気相成長法エピタキシャル成長 スパッタリング 集束イオンビームFIB平坦化化学機械研磨CMP

※この「基板工程」の解説は、「半導体デバイス製造」の解説の一部です。
「基板工程」を含む「半導体デバイス製造」の記事については、「半導体デバイス製造」の概要を参照ください。

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