基本的な用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 00:08 UTC 版)
丁寧語の系列の減少伝統的丁寧語ですます体っす体形容詞ございます です ( っ)す 名詞です 動詞ます ます 丁寧語は伝統的には述語の品詞に応じて「ございます」「です」「ます」を使い分ける三系列の構造であったが、形容詞に接続される「ございます」がやがて名詞と同様の「です」に置き換えられて、ですます体という現代の二系列の構造に変化を遂げた。「っす」体では系列が更に減少し、形容詞・名詞・動詞の全てに「(っ)す」が接続される。例えば、名詞や形容詞の場合は「僕は野球部(っ)す」「毎日忙しい(っ)す」のようにそのまま接続され、動詞の場合には「練習するんす」のように準体助詞「の」で名詞化して接続する。「練習する(っ)す」のように動詞の終止形に対して直接接続することもあるが、こちらは使用頻度が低い。更に、「(っ)す」が接続されるケースには「こんにちはっす」のような「ございます」「です」「ます」が通例では接続しなかったものも観察されている。 また「忙しい(っ)すか?」のように「です」「ます」と同じく終助詞を接続する事も可能である。
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