地熱の発生源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 18:36 UTC 版)
地熱の発生源は地球の中心部。地球内部は 外から順に、固体岩石の地殻、マントル、鉄やニッケルを主成分とする溶融金属でできた外核、鉄やニッケルを主成分とする固体金属の内核に分かれている。 地球内部で発生する熱の大半は、天然放射性元素が崩壊する時の熱に由来する。地熱の45から85パーセントは地殻に含まれる元素の放射性崩壊から発生している。 落下した隕石がもともとの地球の構成中に取り込まれるときの衝撃および圧縮の熱。 過剰な重金属(鉄、ニッケル、銅)が核(中心核)に沈降していくときに放出される摩擦熱。 地磁気が作る電磁気的効果によって生み出されるジュール熱。 発生している総地熱量は約35テラワットと推定され、地球が太陽から放射で受け取るエネルギーの約1⁄2,500とされている。
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