在ジブチ自衛隊基地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 09:55 UTC 版)
「特権」も参照 上記の日米間ではアメリカ合衆国側の有利の条約になっているが、日本とジブチにおいては日本側が有利になる条約を結んでいる(日本ジブチ地位協定)。ジブチ共和国における自衛隊の海外基地での活動の法令は全て日本の刑法によって裁かれる他、公務中、公務外問わず、自衛隊の事件、事故の裁判において日本側に裁判権がある。 自衛隊の資産の差し押さえや情報開示もジブチ共和国政府の介入は日本国政府との条約で禁止されている。ジブチ自衛隊基地内も日本の刑法が適応され、ジブチ共和国政府はジブチ自衛隊基地内に立ち入る際には日本国政府の権力者(内閣総理大臣、官房長官等)の許可が必要である。 日本国内では横田空域が度々在日米軍と共に問題視されているが、ジブチ共和国の上空の一部の制空権は航空自衛隊及び日本国政府の管轄下となっている。 また、ジブチ国民が自衛隊の基地内で事件を起こした場合は、ジブチの刑法ではなく、日本の刑法で裁かれ、日本国政府と自衛隊の二者で会議が行われる。その間にもジブチ共和国政府による介入や日本国政府への反発などは認められない。
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