国外への市場拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 23:29 UTC 版)
「カバ (ワイン)」の記事における「国外への市場拡大」の解説
1960年代にはコドルニウ社とフレシネ社が本格的に国外への輸出を開始し、アメリカ合衆国やヨーロッパ諸国を中心として市場が拡大した。1960年代までのスペインでは、シャンパン同様の瓶内二次発酵方式を用いるもの、用いないものの二種類のスパークリングワインが生産されており、そのいずれもが「シャンパン」を名乗って流通していた。しかし、この状況が詐称であるとしてフランスに抗議されたため、新たな呼称が必要となった。1972年にはスパークリングワイン統制委員会が設立され、シャンパーニュ製法(瓶内二次発酵方式)で生産されたスパークリングワインを「カバ」と呼んでこの地のスパークリングワイン産業を法的に保護する制度が整えられた。1970年にはワイン法が改正されており、新たに設定されていた「特別呼称」の枠組みに依拠した。1980年頃からフレシネ社が技術革新で躍進し、1983年にはカバワインの総生産量が1億本を超えた。
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